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契約者の名字変更手続き方法がキャリアによって驚くほど違った
2025年5月26日 00:00
さっそく自分の話からになってしまって恐縮ですが、昨年入籍したタイミングで、婿に入ったため、名字が変わりました。それに伴い、各キャリアの契約回線にて、契約者氏名の変更手続きを行ったのですが、キャリアによって手続き方法に違いがあったので、今回はその手続き方法についてまとめていきます。
まずはドコモ。筆者はahamoで契約をしていますが、どの料金プランでも、基本的な契約方法は共通しているようです。
手続き方法は、パソコン、スマートフォン、ドコモ ケータイ、お電話、ドコモショップ/d gardenと、多数あるのが特徴。わかる人はオンラインでサッと手続きを行えるのに加え、難しい場合はショップで簡単に対応してくれるため、安心感があります。
契約には、本人確認が必要になるので、運転免許証やマイナンバーカードなど、一般的に本人確認に用いる書類が用意できていればOK。
ただし、改称前の名前と、改称後の名前が記載されている書類が必要になるので注意が必要です。今回は名字を変更した旨が記載されているマイナンバーカードの券面を撮影して、アップロードしています。
書類の用意ができたら、HPの案内に従って旧姓や新姓、交付方法などを選択し、写真をアップロードするだけ。想像よりも手間がかからず、書類の用意さえしていれば、数分で作業は完了します。
auの手続きも、ドコモと同様にWeb、auStyle/auショップ、書面と、複数の方法が用意されています。手続きに必要なものとして、新印(旧印でも可)、au携帯電話本体と記載されていますが、オンラインで手続きをする場合は、これらは使用しませんでした。
本人確認書類は、免許証や健康保険証、マイナンバーカードなどが利用でき、auの場合も、新旧両方の名前が記載されているものが必要になります。
その後の手続きもドコモとほぼ同じで、案内に従って旧姓、新姓の入力を行い、書類をアップロードするだけで完了します。
ドコモ、au(KDDI)の手続きは、隙間時間に自宅でサクッと行えましたが、ソフトバンク、楽天モバイルの手続きには、それぞれひと手間必要になります。
ソフトバンクの場合、名字変更の手続きは、ソフトバンクショップで行う必要があります。事前に来店予約を行い、旧姓、新姓の両方が記載されている本人確認書類を持参することになります。
店舗予約はLINE公式アカウントなどでも行えるので簡単。事前アンケートに回答しておけば、手続き自体は10分程度で完了するので、極端に面倒というわけではありませんが、ソフトバンクショップが近くにない人にとっては、ハードルがやや高い仕様かもしれません。
手続きの担当をしていただいたショップ店員さんに確認したところ、「自分たちの目で見て、本人確認を行う必要があるため、ショップのみの対応としている」とのこと。
ドコモ、auの手続きがオンラインで簡単すぎたがゆえに、セキュリティ面での安心感はありますが、回線契約ですらオンラインでできる今、なぜ名字変更はショップ対応のみなのかという疑問はあります。
楽天モバイルの名字変更手続きは、個人的には最も面倒でした。手続きは「郵送のみ」となっており、HPからダウンロードできる「楽天モバイル名義変更(改姓)届」と、変更前と変更後の氏名が確認できる公的書類のコピー、本人確認書類のコピーを印刷し、楽天モバイル氏名変更受付係(B)宛に送る必要があります。
印刷機が自宅にない場合は、コンビニなどに届け出の印刷、本人確認書類のコピーをしに行かなければならないのが面倒。他社が無料で手続きできるだけに、切手代金が自己負担になるのも、少し引っかかります。
ソフトバンク、楽天モバイルに関しても、特別難しい操作が必要なわけではなく、作業自体はわかりやすいのですが、こういった細かな手続きも、オンラインで行えるように整備されてほしいなと感じています。