本日の一品

充電可能でも薄型な忘れ物タグ、Anker Eufy SmartTrackCard E30
2025年6月26日 00:00
持ち物に取り付けることで紛失や盗難に遭った際、どこにあるのかだいたいの場所を確認できる「トラッカー」は便利です。これまでにも色々なメーカーから色々な製品とサービス・アプリが登場してきましたが、ここ数年特に人気が高いのはAppleの「探す」に対応したトラッカーです。
そのトラッカーの中でも最近特に増えてきたのが「カード型」でしょう。Apple純正の「AirTag」はとても小さいものの、円形かつコインより少し厚みがあることで、特に落とした際にダメージの大きな財布に取り付けるには不格好です。かといって小銭入れに入れるにも厚みがあったり、見た目も鏡面仕上げなのでそんなところに入れた暁には一瞬で傷だらけになってしまうなど、意外と財布との相性が悪いのです。これがカード型であればクレジットカードなどを入れるカードポケットに差しこむだけで済むため、財布の見た目を悪くすることなく「もしもへの備え」がバチっと行えるので流行りになるのにも納得です。
カードサイズともなると非常に薄く繰り返し充電可能なバッテリーを筐体に収めるのは至難の業。多くの製品は2~3年の電池持ちを謳い、バッテリーが空になったら買い替えが必要だったのですが、最近では充電可能な製品が増えてきました。
そんなカード型かつ充電にも対応したトラッカーとして、今回紹介するのがAnkerの「Eufy SmartTrack Card E30」です。カード型かつ充電にも対応したトラッカーは色々なメーカーから発売されていますが、モバイルバッテリーや充電器など実績の多いAnker製品ともなれば、なんとなく購入時の安心感があるというのも今回オススメしたい理由のひとつです。
内容物はカード型のトラッカーに加え、充電に必要な「変換端子」「USB Type-Cケーブル」、そして取扱説明書のみ。取扱説明書にはiPhoneなどApple製品の「探す」アプリに「Eufy SmartTrack Card E30」を登録する手順がしっかりと記載されているので必ず読んですぐに登録を行うといいでしょう。
流石にクレジットカードよりは少しだけ厚みがあるといってもかなり薄いため、充電のためにUSBケーブルを直接差しこむことはできません。そのため専用の変換端子を用い、USB Type-Cから変換することでカード表面の端子部分にパチっとマグネットで取り付けることで充電を行います。一回のフル充電でだいたい1年間はバッテリーが持つとのことなので、滅多に出番のない変換端子を紛失しないようにだけは注意が必要です。
実際にiPhoneの「探す」アプリに登録も行ってみましたが、純正のAirTag同様に「持ち物」のカテゴリーに登録されるため、鍵や鞄といっしょに管理しておけるのは便利です。また「Eufy SmartTrack Card E30」にはスピーカーも内蔵されているので、「探す」アプリから音を鳴らして見つけることもできます。ついつい玄関先にお財布を置きっぱなしにしてしまったとか、別の鞄や今の時期であればコートのポケットに入れっぱなしにし行方のわからぬ財布の場所を見つけやすい非常に便利な機能といえるでしょう。
なおAndroidユーザーの場合は「Eufy Security」アプリを使うことで「Eufy SmartTrack Card E30」を仕込んだ荷物の場所を探すことができます。iPhoneユーザー限定のデバイスではないため、Androidユーザーでも財布の紛失経験がある人であれば、1枚は持っておいてもいい周辺機器です。
最近はスマートフォン決済が中心で財布の出番が減っていて財布にそこまで重要なものが入っていないことも珍しくないかもしれませんが、もし紛失した場合にカード類の再発行などは面倒ですし、もしもの備えとして1枚いかがでしょうか。
ちなみにEufy SmartTrack Card E30ですが、マグネット充電の仕組みが「カードの磁気を飛ばしてしまう」という問題が初期ロットに存在し、メーカー回収が実施されています。現在販売されているものは対策品となるため、カードの磁気が飛んでしまう心配はありません。
製品名 | ブランド | 実売価格 |
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Eufy SmartTrack Card E30 | Anker | 4990円 |