ニュース
NTT Comに不正アクセス、法人顧客1万7000社超の情報が外部に流出か
2025年3月5日 22:53
NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、不正アクセスにより法人顧客1万7891社の情報が外部に流出した可能性があることを明らかにした。現時点で、顧客情報の悪用は確認されていない。
NTT Comによると、サービスの開通や変更に関わる情報を取り扱う「オーダ情報流通システム」と呼ばれる社内システムに格納されていた、法人顧客のサービス情報の一部が外部に流出した可能性がある。流出した可能性があるのは、契約番号のほか契約名、担当者名、電話番号、メールアドレス、住所、サービスの利用に関連する情報。NTTドコモが提供する、法人名義の携帯電話契約に関する情報には影響ない。
不正アクセスを受けたことが確認されたのは2月5日で、同日中にオーダ情報流通システム内の装置の入口を制限した。その後の調べで、翌6日には一部の情報が社外に流出した可能性があることがわかったという。2月15日には不正アクセスを受けた別の装置を特定し、社内ネットワークから遮断した。情報が流出した可能性のある企業に対しては、NTT Comが個別に連絡する。営業担当者から、または封書での案内でメールで連絡することはないとしている。
同社では、謝罪するとともに「再発防止のためのセキュリティ対策、監視体制のさらなる強化を進め、より一層のサービス品質の向上を図ってまいります」としている。