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ファーウェイ、「HUAWEI WATCH 5」発表 新センサーモジュール「X-TAP」を搭載

 ファーウェイは27日、スマートウォッチの新製品「HUAWEI WATCH 5」を発表した。発売日は6月3日。

 「HUAWEI WATCH 5」は、宇宙や惑星から着想を得た流線型のミニマルデザインを採用。ファーウェイスマートウォッチ史上で最も狭いベゼル幅を実現し、圧倒的な没入感を提供する。ディスプレイには球面サファイアガラスを採用し、高い耐擦傷性と、広がりを感じさせる独特の球面デザインによって、さらに没入感を高めている。

 466×466ピクセルの高精細LTPO AMOLEDディスプレイは、約80.4%という高い画面占有率を誇り、3000ニトの最大輝度によって、強い日差しの下でも画面を鮮明に表示できる。

 ボディ素材はカラーによって異なり、ブラックモデルには医療器具にも用いられる316L ステンレス、パープルにはチタン合金、ベージュには904L ステンレスを採用。耐久性と美しい光沢を両立している。

 最大の特徴は、スマートウォッチの健康管理を再定義するとうたう新技術「HUAWEI X-TAP」の搭載。ウォッチの右側面には、圧力センサー、心電図用電極、PPG光電式センサーが一体化した新型センサーモジュールを内蔵。従来の手首での測定に加え、指先をセンサーモジュールに約3秒間当てることで、より高精度かつ高速に生理的パラメータを取得できる。

 物理ボタンを操作せず、側面の「HUAWEI X-TAP」部分に指の腹を当てることで、総合ヘルスチェック機能「Health Glance」が起動。心電図、心拍数、血中酸素レベル、体表面温度、ストレスレベルを短時間でリアルタイム測定できる。

 さらに、一定期間ウォッチを装着することで、心拍変動(HRV)、情緒、睡眠時呼吸の乱れなど8項目の計測結果をまとめて確認可能。日本国内のプログラム医療機器承認を取得した心電図測定機能も搭載し、心房細動の兆候検出を補助するほか、前モデルにはなかった心拍変動測定や「HUAWEI TruSense」による情緒モニタリングも新たに加わった。

 ワークアウト機能も充実し、ファーウェイのフラッグシップモデル「HUAWEI WATCH GT 5 Pro」とほぼ同等の機能を備える。ウォッチ画面にフルカラーマップを表示しながらのランニング・ウォーキングのモニタリングが可能で、日本国内の約99%以上のゴルフ場に対応したゴルフナビ機能も搭載。さらに、タフネス性能として5ATM防水、IP69、防水アクセサリー規格EN13319を取得し、最大40mまでのフリーダイビングにも対応する。

 そのほか、「HUAWEI WATCH 4」に続きeSIMにも対応。スマートフォンなしでの単体通話やSMSの送受信も可能。

 また、公式アプリストア「HUAWEI AppGallery」からウォッチに直接アプリをダウンロードでき、機能や体験のカスタマイズも可能。スマートジェスチャー操作にも対応し、親指と人差し指での特定のジェスチャーで電話応答やアラーム操作などが行える。

ダブルタップでスヌーズする様子
ダブルスライドで停止を選択する様子

 バッテリー駆動時間は46mmモデルで標準モード最大4.5日間、節電モード最大11日間。さらにワイヤレス急速充電にも対応する。

 カラーは、46mmモデルがブラックとパープル、42mmモデルがベージュの3色展開。価格は、46mmのブラックが7万1280円、パープルと42mmのベージュが7万6780円。

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