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Amazonの翌日配送は年内に全国で、翌朝受取もエリア拡大
2025年7月1日 18:35
アマゾンは、迅速な配送体制を強化するため、日本国内のデリバリーステーション(DS)への大規模な投資を発表した。配送拠点の拡充と次世代の物流イノベーション開発に重点を置き、総額6000万USドル以上を投じる。
同社は、日本全国に新たに6か所のDSを開設する。DSは、注文された商品を全国の物流拠点であるフルフィルメントセンター(FC)から集約し、周辺地域の玄関先まで届けるラストワンマイルの起点となる拠点。今回開設されるDSのうち、石川県では初の開設となる。
名称(仮称) | 都道府県 | 開設予定時期 |
---|---|---|
岡山南デリバリーステーション | 岡山県 | 4月 |
千葉柏デリバリーステーション | 千葉県 | 4月 |
福岡北九州デリバリーステーション | 福岡県 | 5月 |
北海道北広島デリバリーステーション | 北海道 | 8月 |
東京江東2デリバリーステーション | 東京都 | 9月 |
石川野々市デリバリーステーション | 石川県 | 9月 |
さらに、FCとDSの機能(商品の入荷、保管、梱包、仕分け、配送)を兼ね備えた当日配送専用の拠点も16か所で展開し、当日配送サービスの提供を強化する。商品の入荷から出荷までのオペレーションを簡略化することで、最大で数万点の商品を、より多くのユーザーに当日配送できる体制を整える。
特に、食品・飲料・日用品などの幅広いカテゴリーから数万点の商品を、最短6時間で届けるエリア限定サービス「エクスプレスマート」は、この新拠点の展開により関東近郊を中心に提供エリアが拡大される。これにより、対象エリアのユーザーは日用品などの買い物をより手軽かつ迅速に利用できるようになる。
加えて、翌日配送の対象地域も順次拡大する予定。23時59分までの注文を翌日に届ける配送オプションは、2025年中に全国へと順次拡大され、さらに一部地域では13時頃までの注文を当日の夜間帯に届ける配送オプションも拡充される。