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楽天コミュニケーションズの「モバイルチョイス050」にデータ通信eSIMが登場! 仕事の通話も通信も自分のスマホ1台で完結する魅力に迫る
2025年3月31日 00:00
仕事用の通話を行うために、会社がスマートフォンを支給している企業は多くある。個人事業主であっても、プライベート用と仕事用の端末を分けているという人もいるだろう。
とはいえ、社員1人ひとりにスマートフォンを渡すとなると、それなりに経費がかかってしまう。では、社員のスマートフォンや携帯電話に、会社用の電話番号を付与できたらどうだろうか。
実は、市場にはいくつかそうしたサービスがあり「公私分計サービス」と呼ばれている。楽天コミュニケーションズが提供する「モバイルチョイス050」もそのうちのひとつだ。実は、通話だけでなく通信サービスも提供しているという他社にない特徴を備えているモバイルチョイス050。さらに、データ通信に「eSIM」の選択肢を追加している。
通話も通信もプライベートと分けられる、モバイルチョイス050の魅力を解説しよう。
公私分計サービスとは
公私分計サービスとは、専用のアプリ経由で通話をすることで、ビジネス用とプライベート用の電話番号を使い分け、自動的に清算ができるサービス。ビジネス利用の通話料は、自動的に会社請求となるため、社員1人ひとりが清算するといった手間を省くことができる。
回線は社員が持っているスマートフォン(携帯電話)で利用できるため、テレワークを導入した場合も、会社として端末を用意、管理しなくて済むのが大きなメリット。社員視点で見ても、スマートフォンを用途別に分けて使用する手間が省けるため、面倒がなくなる。
また、社員個人の回線のみでは万が一にも個人回線で通信障害が起こった場合、会社とも一切連絡が取れなくなってしまう可能性がある。そこでモバイルチョイス050のデータ通信は、そんなときの万が一の通信手段にもなりえる。
「モバイルチョイス050」はデータ通信も使えてeSIM契約もできる
楽天コミュニケーションズが提供するモバイルチョイス050の特徴は、通話だけでなく、通信サービスも公私分計サービスとして組み込まれている点だ。
モバイルチョイス050には、楽天モバイルMVNOデータSIMカード(データ容量500MB/月)が標準で付帯している。また、追加オプションにて、月々に使用できるデータ容量を増やしたり、データ容量をシェアしたりすることもできる。
通話のみの公私分計サービスの場合、仕事用の調べものであっても、スマートフォンを使う場合は、自分の通信契約内で行う必要がある。特に月々に使用できるデータ通信量に上限があるプランを契約している場合は、“ギガを消費する”(データ通信量を圧迫する)ことになってしまう。
モバイルチョイス050の場合は、標準でデータ容量が付帯し、データ通信料も通話料と同様に、自動的に清算されるというメリットがある。
また、モバイルチョイス050はeSIMでの契約にも対応している。特に近年のスマートフォンは、2つのeSIMが登録できる機種や、1つの物理SIMカードと1つのeSIMが登録できる機種が多いので、会社が電話番号を与える社員が自身の契約回線で、どのSIM形式を利用していても、柔軟に対応できるのがポイントだ。
eSIMでの契約は、SIMカードを会社側で管理しなくて済む点も、大きなメリットだろう。管理コンソールポータルでは、SIMの再発行や一時利用停止・解除、シェア登録・解除、データ容量リチャージ、回線の一括管理といった機能も利用できるだめ、eSIMでの契約をしておけば、物理SIMカードのやり取りを必要とせず、社員のデータSIMの利用を管理できるというわけだ。
ちなみに、eSIMの設定は各スマートフォンの[設定]から、下記の大きく3ステップで初心者でも比較的簡単に行える。下記公式サイトのURLに、eSIM開通マニュアルも用意されている。
万が一、個人回線が使えなくなった場合は、データ通信に使うSIMを切り替えられる。Androidの場合は「ネットワークとインターネット」などの設定から、iPhoneの場合も「モバイル通信」や「モバイルデータ通信」からデータ通信に利用するSIMを選択できる。
モバイルチョイス050の申し込みから利用開始までの流れ
モバイルチョイス050に申し込む際には、公式Webサイトの申し込みページから、登録用のメールアドレスを入力して、仮登録する必要がある。メールが届いてから、契約情報や請求先情報の入力、必要書類のアップロードなどを行おう。
オンラインでの申し込みが完了すると、約2週間後に「サービス開始のご案内」が郵送で届くので、利用開始の初期設定を進めていくことになる。ちなみに、その後の追加申込については、即日最短30分で納品となる。
iPhone、Androidスマートフォンのどちらでも、「0037ダイヤラー」というアプリが配信されているので、こちらをインストールしよう。
ビジネス用の050番号で通話をしたい場合は、音声SIMであれば契約しているキャリアなどは影響しない。ユーザーは0037ダイヤラーアプリにて、初回利用時の設定を行う。アプリを起動し、「モバチョ050」を選択するだけで利用可能だ。
一方で管理者は、専用の管理画面からビジネス用の050番号と携帯電話番号を紐づける設定をすればいいだけ。そのほか、利用時間や利用金額の上限も設定できるので、使い過ぎや業務外の利用制限もできて安心だ。
050番号での発信方法は4つ。「連絡先から発信」「キーパッドから発信」「履歴から発信」「よく使う項目から発信」があるので、それぞれ使いやすい発信方法を選択すればいい。
モバイルチョイス050の料金
最後に、モバイルチョイス050の料金形態について。モバイルチョイス050には、着信先が固定となる「ベーシックプラン」と、折返し着信先を変更できる「アドバンスプラン」の2つが用意されている。
アドバンスプランでは、業務時間外はオフィスに電話を転送する、休みの日に個人の携帯で電話を受けたくないといったニーズに応えられるプランとなっている。
両プランとも、初期費用は500円/番号で、通話料は固定電話もしくは携帯電話宛で1分19.8円の従量課金制となっており、使った分だけ請求される。オプションの利用時間制限、利用金額制限、国際発信制限はいずれも無料で適用できる。
月額基本料金は、ベーシックプランが100円/番号、アドバンスプランが480円/番号。ただし、アドバンスプランの2番号目以降は、200円/番号と安価になる。
データ通信容量に関しては、SIM容量の追加はもちろん、シェアオプションに100円で加入できる。いずれもかなり格安になっており、気軽に追加容量をチョイスできるのも特徴だ。
先にも触れた通り、これらで発生した料金は、社員が自分のスマートフォンで利用していても、自動的に清算され、会社に請求が届くようになっている。
管理がしやすく、社用携帯を用意する手間も省けるのが魅力だ。加えて、データ通信も利用可能で、eSIMの選択もできるなど、法人運用において多数のメリットがある。導入することで、会計の簡略化、コストの削減につながるケースは大いにあるだろう。